【プレスリリース】核スピン共鳴プローブ顕微鏡の開発に成功 -量子構造のスピン状態のミクロスコピック MRI を実現-

2018.10.12

東北大学 橋本 克之

MRI(核磁気共鳴イメージング)は、医療分野で病気の画像診断に広く用いられています。小さな病気を発見するためには MRI を細かい画素で表示する必要がありますが、画素の間隔が髪の毛よりも細い数十マイクロメートル以下となるような高分解能診断は難しいのが現状です。一方、量子構造を持つ半導体デバイスにおいても、MRI の根幹技術である核スピン共鳴が、量子構造のスピン状態を調べるための強力な手段として用いられています。しかし、MRI を半導体デバイスのようなナノからミクロンスケールに閉じ込められた構造に用いる場合は、前述の分解能の問題に加え、半導体中に埋め込まれた量子構造からの核スピン共鳴信号をどのように抽出するかが問題となります。

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原論文情報
雑誌名: Nature Communications
論文タイトル: Scanning nuclear resonance imaging of a hyperfine-coupled quantum Hall system
著者: Katsushi Hashimoto, Toru Tomimatsu, Ken Sato & Yoshiro Hirayama
DOI番号: 10.1038/s41467-018-04612-y
URL: http://www.nature.com/ncomms