半導体ダイオードにおける零次元状態を介した共鳴ツェナートンネル

2016.10.4

大阪大学 森 伸也

我々は、量子輸送シミュレーションを中心に、理論的な研究を行なっています。最近、英国ノッティンガム大学のパタネ教授、イーブス教授のグループと共同研究を行い、半導体共鳴トンネルダイオードにおいて、禁止帯内に存在する零次元状態の磁気トンネル分光測定に成功しました [1]。

分子スケールの電子伝導とテラヘルツダイナミクス

2016.9.21

東京大学生産技術研究所 平川一彦

 我々は、電子を0次元的に完全に閉じ込めることができる単一分子を活性層とする極限ナノトランジスタについて、テラヘルツ(THz)電磁波を用いて量子伝導の解明と制御、応用に関する研究を行っています。

【プレスリリース】欠陥修復した酸化グラフェンから優れた電気特性をもつバンド伝導の観察に成功  高結晶性グラフェン薄膜のスケーラブル製造への道筋を開拓

2016.9.6

大阪大学 小林慶裕

本研究成果のポイント

高密度に欠陥構造※1 を有する酸化グラフェン※2 を構造修復することにより、優れたバンド伝導※3 をもつ、高結晶性のグラフェン薄膜の形成に成功
・これまで、酸化グラフェンは多くの欠陥構造を有するため、トランジスタ性能の指標となるキャリア移動度※4 は非常に遅かったが、エタノール高温加熱還元処理※5 により向上した
・今後、高結晶性グラフェン薄膜のスケーラブル※6 製造技術への応用に期待

トポロジカル絶縁体の量子伝導

2016.8.3

理化学研究所 川村 稔

我々の研究グループでは、電子スピンと軌道運動の相互作用を用いた量子エレクトロニクスの構築を目的として研究をおこなっています。スピン-軌道相互作用が支配的な効果を示す材料として、3次元トポロジカル絶縁体と呼ばれる物質群に着目し、その電気伝導特性に関する研究に取り組んでいます。

フォノニクスによるフォノン制御技術の開拓

2016.7.1
東京大学 生産技術研究所 野村 政宏

フォノングループでは、結晶格子および機械構造の振動を制御する技術を開拓し、フォノンを介した異なる物理系間での量子状態相互変換や固体系のフォノン場・輸送制御の実現を目指した研究を進めています。