本領域の野村政宏准教授(東京大学)が日本学術振興会賞を受賞されました。

授賞日 2019.12.24

授賞理由
「フォノニックナノ構造を用いた熱流制御とその環境発電応用」 (Heat Flux Control by Phononic Nanostructures and Application to Energy Harvesting)
超スマート社会を支える熱電環境発電への期待から、固体材料における熱伝導の制御技術に大きな期待が寄せられており、「フォノンエンジニアリング」と呼ばれる新たな研究分野が、急速な発展を遂げている。 野村政宏氏は、フォトンとフォノンの類似性に着眼し、固体中の高度な熱伝導制御を可能にする新しい概念と技術を創出した。その中で、シリコン薄膜にフォノンに対する人工的な周期構造を作製し、熱の波動性に基づく干渉を使った熱伝導制御に初めて成功した。また、本来拡散する熱に、弾道性を利用することで、ナノ構造を用いて指向性を与えられることを提案し、実証した。これらの業績は、光学分野で発展した波動光学と幾何光学における諸概念をフォノンエンジニアリングの分野に導入し、熱流制御の新たな手法を提示した点において、重要なマイルストーンと位置づけられており、当該分野で世界を牽引する研究者として、今後の更なる発展が期待できる。
https://www.jsps.go.jp/jsps-prize/kettei.html

長距離伝搬型表面プラズモンポラリトン導波路による プラズモニック量子ウォーク回路の試作

20191211

日本大学量子科学研究所 井上修一郎

 金属ナノ構造体と誘電体の界面に光を入射すると,界面に表面プラズモンポラリトン(SPP)が誘起されます.

サブサイクル中赤外パルスを用いた光波駆動STMの開発

2019.11.25

横浜国立大学 工学研究院  武田 淳

キャリアエンベロープ位相(CEP)を制御したテラヘルツ(THz)パルスと走査型トンネル顕微鏡との融合(THz-STM)は、光の回折限界を打破し、ナノ〜原子スケールで電子を高速操作することを可能にしました1,2

2量子ビットのハミルトニアン動力学系におけるロバスト動力学制御

2019.11.13

東京大学 村尾美緒

未知パラメータを含む2量子ビットのハミルトニアン動力学系に対して、一方の量子ビットのみの制御ハミルトニアンを付加することで任意の2量子ビットゲート演算を実装する、ロバスト動力学制御が可能であることを示しました。