ハイブリッド量子科学

ナノサイエンスと量子物理の新しいフロンティア

「物理量の量子的結合がどこまでできるか?そこから何が生まれるか?」をナノマイクロ量子システムをベースに研究し、量子トランスデユーサに向けて、その基礎物理を解明するとともに、Quantum Enabled Technology(量子性がもたらす新しい技術)の可能性を追究します。

ホットトピック

【プレスリリース】世界初の固体集熱に成功
August 3, 2017

2017.08.03

東京大学生産技術研究所 野村 政宏

熱は固体中を四方八方に拡散するため、特定の方向に熱をより多く流すことはできず、より高度な熱マネジメントの実現に必要な熱流制御技術への期待が高まっています。本研究では、シリコン薄膜に規則正しくナノサイズの円孔を配列し、熱の運び手であるフォノンが直線的に移動する構造を形成することで、熱流に指向性を持たせることが可能なことを実証しました。

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カーボンナノチューブのエネルギー準位
August 1, 2017

2017.08.01

東北大学 泉田 渉

カーボンナノチューブの発見以降、これまで多くの研究がなされてきました。なかでも電子スピン状態に関する知見はスピントロニクスの観点からも重要です。しかしスピン状態に関する詳細がわかってきたのは比較的最近のことです。私たちはナノチューブの電子状態を理論計算により調べました。

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疑似乱数を使った弱反局在の汎用モデルの開発
July 19, 2017

2017.07.04

北海道大学 古賀 貴亮

アンダーソン局在の前駆状態とされる弱局在/弱反局在効果は、「拡散近似」の範囲内で、1980年代に理論、実験の両面から解明されました[1]。 1990年代にはラシュバ効果を前提としたモデルが開発され、ゲート変調による「弱局在-弱反局在転移」も実験的に確認されました[2]。

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