ハイブリッド量子科学

ナノサイエンスと量子物理の新しいフロンティア

「物理量の量子的結合がどこまでできるか?そこから何が生まれるか?」をナノマイクロ量子システムをベースに研究し、量子トランスデユーサに向けて、その基礎物理を解明するとともに、Quantum Enabled Technology(量子性がもたらす新しい技術)の可能性を追究します。

ホットトピック

量子情報技術のための「古くて新しい」メーザー
July 2, 2020

2020. 5. 20

沖縄科学技術大学院大学 久保 結丸

超伝導量子コンピュータに代表されるように,マイクロ波周波数帯で動作する極低温固体量子デバイスの研究が目覚ましい勢いで進展しています.その根幹をなす技術の1つに,極低温 (~10 mK) において超微弱なマイクロ波信号(~< fW)をいかに効率良く増幅できるか,が挙げられます.これまでは,この極低温におけるマイクロ波増幅は専ら超伝導体を用いたジョセフソンパラメトリック増幅器を用いてのみ実現されてきました.しかしながら,ジョセフソンパラメトリック増幅器は飽和パワーが小さく,また磁場中では動作しないなどの欠点があります.これらは汎用化への弊害と考えられます.

本研究では,スピンの誘導放出を利用したメーザー(Microwave Amplification by Continue reading

非線形測定に基づく2モード機械振動子の雑音圧搾
March 23, 2020

2020.3.23

NTT物性科学基礎研究所 浅野 元紀、山口 浩司

機械振動子には複数の振動モードが内在しますが、これらは熱揺らぎによってお互いに独立かつランダムな運動をします。

Continue reading
本領域の野村政宏准教授(東京大学)が日本学術振興会賞を受賞されました。
January 8, 2020

授賞日 2019.12.24

授賞理由 「フォノニックナノ構造を用いた熱流制御とその環境発電応用」 (Heat Flux Control by Phononic Nanostructures and Application to Energy Harvesting) Continue reading